「シェル美術賞2018」オーディエンス賞に安藤ニキ《生命の道 Ⅰ》

2019年01月22日 11:26 カテゴリ:最新のニュース

 

安藤ニキ《生命の道 Ⅰ》2018年 162×162cm アクリル・キャンバス

安藤ニキ《生命の道 Ⅰ》2018年 162.0×162.0cm アクリル・キャンバス


 

昭和シェル石油株式会社が主催する「シェル美術賞2018」のオーディエンス賞に、安藤ニキ《生命の道 Ⅰ》が選ばれた。

 

創設62年目を迎える「シェル美術賞」は、次代を担う若手作家のための公募展。2018年12月12日から24日まで国立新美術館にて「シェル美術賞展2018」が開催され、応募総数839点から選ばれた受賞・入選作品54点が展示された。開催期間中には6123名が来場し、過去最多となる3887票の投票の結果、安藤の作品がオーディエンス賞として選出された。

 

安藤は1984年生まれ、神奈川県在住。今回の受賞について、「このような素晴らしい賞をいただくことができて感激しております。私の作品に投票してくださったご来場の皆様、本当にありがとうございました。今回の受賞作は、2年ほど前から制作のメインになっている“いなくなった人に捧げる花”のテーマによる最大の作品で、それまで向日葵で構成していた画面をクリスマスローズに変えました。花は誰かに捧げられるものであり、同時に捧げられた人自身の変身でもあります。もしかしたら、あなたの大切だった人が、この絵に描かれた花の中にいるかもしれません。」と語っている。安藤には後日、昭和シェル石油から賞状が進呈される。

 

なお、グランプリには近藤太郎(1995年生まれ、東京都在住)の《Self Portrait I》、前回より設けられた学生特別賞には深川未貴(1996年生まれ、京都府在住))の《untitled》、山ノ内陽介(1996年生まれ、愛知県在住)の《独り》がそれぞれ選ばれている。

 

近藤太郎 《Self Portrait I》2018年 162.0×130.0 cm 油彩・接着剤・キャンバス

近藤太郎《Self Portrait I》2018年 162.0×130.0 cm
油彩・接着剤・キャンバス

 

【関連リンク】「シェル美術賞2018」

 


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