「山内大介 油彩画展-PREMIERE-」コンサートシリーズからスペイン風景まで

2019年12月03日 17:30 カテゴリ:最新のニュース

 

《PREMIERE》80.3×130.3cm(60M)

《PREMIERE》80.3×130.3cm(60M)

 

光を内に秘め、瑞々しく輝く色彩。優れた技巧よりも情感や誠実な眼差しが際立つ造形性。洋画家・山内大介(1981年三重県生まれ、白日会会員、日展会友)が、日本橋三越本店では初となる個展を開催する。

 

今展では、代名詞といえる花のシリーズをはじめ、日展や白日会展での大作でも充実した成果をあげてきたコンサートシリーズなどが会場を彩る。とくに、取材でこの夏に訪れたスペインの風景は、見どころのひとつとなるだろう。観光地であるコスタ・デル・ソルを描いた作品(掲出作)を見れば、風景への特有の嗅覚と、全身全霊というべき熱量、そして柔軟な俯瞰性の上に作品が成り立っていることを感じるに違いない。

 

《コスタ・デル・ソル》72.7×90.9cm(30F)

《コスタ・デル・ソル》72.7×90.9cm(30F)

 

画家は2007年に名古屋芸術大学大学院を修了。2006年の第82回白日会展に出品し、以後、アートもりもと賞(第86回展)、オンワードギャラリー賞(第89回展)、損保ジャパン日本興亜美術財団賞、瀧川画廊賞(第94回展)と受賞を重ねてきた。2016年には改組 新 第3回日展に初出品初入選をし、翌年の同第4回展では特選になるなど、評価を確かなものとしてきた。個展も全国百貨店を中心に多数開催。「明日の白日会展」「白日会会員選抜展」といった歴史あるグループ展にも招聘されている。

 

日本藝術院会員の洋画家・中山忠彦(日展理事、白日会会長)はその作品について、「群像は独特な視角で把えられ、風景は明快は色面構成にすぐれ、花は瑞々しい生命力に溢れている」と評す。また、「このエネルギーの源は、若さに加え柔軟な能力と、ひたむきな誠実さに依るものであろう」と言葉を寄せる。

 

副題には、舞台の初日や映画の封切を思わす「PREMIERE」をすえた。出品は新作約20点。油彩画の中の「油彩画らしさ」を存分に味わうことができるだろう。

 

《トロのある白い村》60.6×72.7cm(20F)

《トロのある白い村》60.6×72.7cm(20F)

 

《地中海のビーチ》40.9×53.0cm(10P)

《地中海のビーチ》40.9×53.0cm(10P)

 

【展覧会】山内大介 油彩画展-PREMIERE-

【会期】 2019年12月4日(水)~9日(月)

【会場】 日本橋三越本店 本館6階 美術サロン(東京都中央区日本橋室町1-4-1)

【TEL】 03-3241-3311

【休廊】 会期中無休

【開廊】 10:00~19:00(最終日は17:00まで)

【料金】 無料

【関連リンク】 山内大介オフィシャルサイト

 

 

 


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