色鉛筆画家・古河博章(1980年埼玉県生まれ)の19回目となる個展が開かれる。
古河はモチーフから受けた印象を五感に分解し、それぞれを5つの画材に割り振って順番に色を重ねていく「ハイブリッド色鉛筆画」という独自の技法を用い、明るい色彩に覆われながらも重層的な風景を描いてきた。
「この〈21世紀の浮世〉がどんな世界なのかを、個展として浮かび上がらせたい」と意気込む古河。その糸口として、コロナ禍で一変した都市の風景を音楽と結びつけ、生活の記憶を描き出した作品群と、時代の節目に立ち会った自身の内面を記録した抽象画「Recordシリーズ」を合わせて展示。
時代の記憶と、私的な記憶とが交錯する地点から見える私たちのいまとは何かを考える好機としたい。
【展覧会】古河博章 色鉛筆画展 ―A floating world―
【会期】2022年2月8日(火)~13日(日)
【会場】Art Mall[アートモール](東京都中央区日本橋室町1ー13ー10)
【TEL】03ー6262ー1522
【開場】12:00~20:00(※最終日は17:00まで)
【休廊】月曜
【料金】無料
【関連リンク】古河博章公式サイト