一般財団法人山口文化財団（理事長：山口伸廣氏）が主催する国際芸術コンペティション「アートオリンピア2022」が作品を募集している。

「アートオリンピア」とは、世界の才能あるアーティストを発掘し、その活動支援を目的としてビエンナーレ方式で開催される国際公募展。今回は2015年、17年、19年に続く4回目の開催となる。

hwang gyunghyun（韓国）《Drawing(Stroller)》
「第3回アートオリンピア2019」全応募者部門1位金賞、遠藤彰子審査員特別賞

申込締切は4月15日(金)。応募資格は国籍問わず応募時点で18歳以上。作品は平面かつ公募展未発表に限り、S50号以内・重量20Kg以内で1人3点まで。全応募者部門と30歳以下の学生部門（※全応募者部門にも同時エントリー）があり、出品料は一般1点10000円・2点17000円・3点22000円、学生1点5000円・2点8500円・3点11000円。

今回はコロナ禍の社会情勢に鑑み、作品画像による一次審査の後、実作品による最終審査となる。

審査は保科豊巳（画家、東京藝術大学名誉教授）、高橋明也（東京都美術館館長）、松本透（長野県立美術館館長）、O JUN（画家、東京藝術大学名誉教授）、Michael W. Schneider（版画家、東京藝術大学准教授）、最終審査より宮田亮平（金工作家、東京藝術大学前学長）、長谷川祐子（金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学教授）、遠藤彰子（画家、武蔵野美術大学名誉教授）が加わった審査員8氏によって行われ、1位金賞（賞金1000万円）1名、2位銀賞（同200万円）1名、3位銅賞（同100万円）1名をはじめ300名が表彰される。

Alpha MASON（フランス）《Neglect Inc.》「第2回アートオリンピア2017」全応募者部門1位金賞

主催者の山口理事長は「今回一次審査が作品画像での応募になり、出品料も従来の半額になりました。海外での宣伝も控えているので、国内作家から数多くの応募があることを期待しています。コロナ禍で元気のない日本のアート界を大いに盛り上げていければ」と話している。

受賞・入選作品約80点による展覧会は、6月23日(木)～28日(火)静岡県熱海市の起雲閣にて開催予定。応募方法など詳細はアートオリンピア公式ホームページまで。

田中正（日本）《おかえりなさい》「第1回アートオリンピア2015」一般部門1位

【問合せ】アートオリンピア事務局
〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町4-101
☎048-650-5544　✉info@artolympia.jp

【関連リンク】熱海山口美術館