彫刻家・鈴木千賀子 創作活動40年の歩み辿る「鈴木千賀子の世界展」が埼玉県立近代美術館で開催 記念の作品集も刊行

2024年02月22日 11:00 カテゴリ:最新のニュース

 

《おいかけっこ》 檜、彩色、箔

《おいかけっこ》 檜、彩色、箔

 

彫刻家・鈴木千賀子(1949年埼玉県生まれ)の創作活動40年の歩みを辿る展覧会が埼玉県立近代美術館内で開催される。

 

木と布から生まれた創作人形をはじめ、木彫や陶彫で温かみのある立体表現に取り組んできた。

鈴木の表現する祈りの造形――天使・お地蔵様・仏像――に、愛らしい動物たちと少年との物語は、慈愛に満ちており、観る人の心に癒しと元気を与えてくれる。

 

近年は「鳥獣戯画」の立体化を図り、絵巻物の世界から飛び出し、いきいきと躍動する動物たちの作品を発表し、好評を博している。

 

《相撲》 檜、彩色、箔

《相撲》 檜、彩色、箔

 

《川遊び》 檜、彩色、箔

《川遊び》 檜、彩色、箔

 

左:《水遊び》 陶、彩色、箔 右:《田楽踊りII》 檜、彩色、箔

左:《水遊び》 陶、彩色、箔
右:《田楽踊りII》 檜、彩色、箔

 

創作活動40周年とともに自身30回目の個展となる今展では、初期の創作人形から木彫と陶彫の新旧作まで約100点を展観する。

 

これまで出会った人々への感謝を胸に、精魂こめた鈴木の作品はひとすじの愛の光を放ち、人の心を優しく包み込んでくれるだろう。

 

なお、節目となる今展にあわせ、これまでの代表作を中心に自選した作品集を刊行する。

 

鈴木千賀子WEB

 

鈴木千賀子(アトリエにて=2023年11月撮影=)

鈴木千賀子(アトリエにて) =2023年11月撮影=

【展覧会】創作活動40周年 鈴木千賀子の世界展

【会期】2024年3月12日(火)~17日(日)

【会場】埼玉県立近代美術館 地下一般展示室4(埼玉県さいたま市浦和区常磐9-30-1)

【TEL】048-824-0111

【営業時間】10:00~17:30(最終日は15:00まで)

【料金】無料

 


関連記事

その他の記事