「新美術新聞」2012年10月21日号を発行しました。
今秋、日本の美術界の重鎮・絹谷幸二氏の個展が開かれます。ひとつは氏の出身地である奈良県で「古事記編纂1300年記念―絹谷幸二~豊饒なるイメージ」(2012年10月20日(土)~12月16日(日)奈良県立美術館)。もうひとつは髙島屋6店を巡回する「美悠久・夢無辺 絹谷幸二展」(2012年10月24日(水)~30日(火)髙島屋日本橋店ほか)です。今号では、絹谷氏と、国立西洋美術館館長・青柳正規氏の特別対談を企画しました。両者はイタリア留学の経験を同じくし、ともに古代神話の世界へと関心を寄せてきました。学識と経験、洞察に満ちた対談のエッセンスをお届けしています。 また、奈良県立美術館・南城守氏に特別寄稿していただきました。
◆2012年10月21日号のラインナップ
【特集】 2つの絹谷幸二展―特別対談:国立西洋美術館館長・青柳正規×絹谷幸二、寄稿:南城守「ここに自然や生命へのオマージュがある」
【展覧会紹介】 青木野枝|ふりそそぐものたち(豊田市美術館・名古屋市美術館)、中西夏之(DIC川村記念美術館)、第12回 ’12日本のガラス展(黄金崎クリスタルパーク・ガラスミュージアム)、大倉集古館名品展(山梨県立美術館) ほか
【美術界ニュース】 「最近の情勢と今後の文化政策の『提言』」
【好評連載】 通信アジア=黒田雷児「『「新しい社会を夢見て芸術で答えを出すのが芸術家だ』」
アートマーケット情報=桂木紫穂「シュルレアリスム美術ブーム」
【コラム・寄稿】 日々好日=佐藤一郎(洋画家、東京藝術大学大学院美術研究科教授)
「『日野原重明先生 講演会~100歳は関所なり』に寄せて」=行定俊文(後藤純男美術館館長)
【書道界展望】 「書業六十年 大楽華雪の世界 日本展」(東京セントラル美術館)、ひと文字=土井汲泉「開」
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