日本画

     
   

   

第2回城梢日本画展(兵庫県豊岡市「民宿ゆずや」) 「古城の春『生きる』シリーズ」
90.9×116.7cm

「日本画の原点に帰ろう」
私は、約六十七年前、大阪ですばらしい日本画に出合った。自分の好む絵はこれだと思った。
その絵は何の「奇」もない、美しい日本画であった。
最近は有名な大家の絵も、度々見る事が出来る。それだけで自分の心と技にプラスになる。
最近の審査には、華々しく、にぎわしく「奇」も入る絵を好む風情がありそうだ。
絵を通じ、見る人の美しい心をかきたてたい。

 
 
 

城 梢

JO KOZUE

熊野美術協会会員
 
1925年和歌山県生まれ。
京都造形芸術大学を卒業、清水達三に師事する。県展で特選となり、日本の自然を描く展(上野の森美術館)に入選、個展を中心に制作発表を続けている。

 
     

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