洋画

     
   

いつもモデルをお願いしているバレリーナRに、白鳥の踊りを何日も踊ってもらった。<br />
激しい踊りで愛用のチュチュがほつれ、応急で繕うことになった。カーテン越しの春の光が、<br />
その姿を静かなスタジオ内に映し出した。<br />
「繕い」の心に美を感じて描いた。<br />
白鳥は制作中です。


作品は新年の清々しい気分が現わせたら良いかなと思い描いた。<br />
初めは仮題として、“新春”をイメージに置いて描き進めたが、制作中の作品をモデルに見てもらい感想を尋ねたところ、「バレリーナの休日の様ですね」と言われた。<br />
それは描こうとしているものだと分かり、「バレリーナの休日」を題名にした。

   

第38回現創展(東京都美術館)「繕い」130.3×162.1cm

いつもモデルをお願いしているバレリーナRに、白鳥の踊りを何日も踊ってもらった。
激しい踊りで愛用のチュチュがほつれ、応急で繕うことになった。カーテン越しの春の光が、
その姿を静かなスタジオ内に映し出した。「繕い」の心に美を感じて描いた。
白鳥は制作中です。
 
 

加藤英正

KATO HIDEMASA

現創会会長、ル・サロン会員
 
1933年
1957年
 
1959年
1992年
2002年
2003年
2007年
2009年
2013年
 
2013年
   

群馬県生まれ
東北大学理学部物理学科卒業(1977年工学博士号取得)
小見辰男・秋場薫陽に師事
二紀展入選
日洋展入選
現創展東京都知事賞受賞
同展協会賞受賞
ル・サロン銅賞受賞
個展を兵庫県立美術館原田の森ギャラリーで開催
現創会会長となる
 
11月逝去

 
     

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