洋画

     
   

事実を絵の出発点として、構成を大切に、私自身の想いと場所や事物の精神が適合する点があれば、先に進めるのです。<br />
色彩はとても大切です。何枚かのエスキースのあと、油に描き進めてゆきます。「楽器工芸のある街」もその様な作品の中の一枚です。


以前から描いてみたいと考えていたモティーフであった。<br />
実現してキャンバスの中に収まった。<br />
植物園に行けば、日常を離れた異空間を感ずることが出来る。画面で表現したい事を探りながら、努力を続けることが飛躍する何かを見つけることにつながるのだと考えつつ、小さな色彩や型の中に喜びを感じている。

   

 
 

前川寿々子

MAEKAWA SUZUKO

立軌会同人
 
1939年
1964年
1966年
1979年
1997年
 
2006年
2011年

奈良県生まれ
東京藝術大学美術学部絵画科(油画専攻、小磯良平教室)卒業
東京藝術大学大学院美術研究科(油画専攻)修了。初の個展開催
第1回アカンサス展(銀座・文藝春秋画廊)、以後32回連続出品
個展(銀座・みゆき画廊)開催
以後個展・グループ展・企画展を中心に制作発表
立軌会同人となる
『前川寿々子作品集』刊行

 
     

一覧へ戻る