日本画

     
   

20世紀後半から、世界はIT革命席巻で多大な科学の素晴らしさを享受している。地球上は急に近くなり、天空を飛び交う電波で、情報と生活環境が一変した。2021年を迎え、去年からの“現代の新しい戦争”、コロナウイルスと世界中がどのように対応し終息できるか、希望を願いたい。

素晴らしい時代の進化は究極には、どこへ向かって行くのか、末恐ろしいことです。人間は精巧な物体の集合体であり、時には欲の智恵の働きで、本来の優しさを失うこともあります。目はこの世の森羅万象すべてを写し出し脳と連携しながら行動し喜怒哀楽を表現し続ける心の窓であり良き事も、悪しき事も凝視し続ける大切な部分です。

宇宙の万物はすべて生、死があって再生を繰り返しながら、永遠に循環運動をしていると思う。人命は永遠の循環運動の中で、一瞬に存在したにすぎないと私は考える。テレビ草創期に活躍し一世を風靡した人達も、80歳を過ぎて時代を瞬時に過ぎた人となった。それ故に与えられた“限りある命”各自が大切に全うしたいものです。

日々のニュースに一喜一憂させられる。生を受けて人生という短いようで、長い旅をすることは、体力、気力、意欲等、大変な覚悟が必要である。<br />
いつ、どんなことが突然起こりうるのか、多くの経験が教えてくれている。人間は常に自然と対峙し、さらに謙虚に一歩一歩前進していくことが大切だと思う。

 

   

 
 

宮田記朱

MIYATA KISHU

全国水墨画美術協会理事、現代水墨画研究会主宰
 
1938年
  
  
1989年
1995年
  
2000年
2001年
2006年
2008年
2009年
2014年
2015年
2017年
2019年
2020年
富山県生まれ
日本女子大学卒業
岩田弥光・中川魁太に師事
現代水墨画協会通産大臣賞
新日本美術院展特賞受賞
近美展外務大臣賞受賞、国際芸術文化賞受賞
全国水墨画美術協会展現代水墨画賞受賞
全国水墨画美術協会展文部科学大臣賞
タイ国立シラバコーン大学アートアカデミー名誉教授就任
グローバルアーツ世界芸術選奨受賞
タイ赤十字エイズ基金特別賞受賞
タイ政府外務大臣賞受賞
全日本水墨画秀作展総務大臣賞受賞
ワールドアート展出品、参加
世界大使館文化功労最高芸術家大賞
令和旭日芸術賞
他多数受賞
 

パリ(2014)、ニューヨーク(2015)、ロンドン(2018)など海外個展
南京博物院、首都博物館、タイ国王室、マレーシア国立美術館、インドネシア大使館ほか多数収蔵

 
     

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