工芸

     
   
バハマ諸島の中のビミニ島という小さな島でイルカとの出合いを待った。初めてのスキューバダイビングをしながらの、海中での出合いである。数日が過ぎ、やっとすばらしいときめきの瞬間がきた。彼らと遊ぶこと約20分。その時の感動をアルミニューム、金箔、銀箔を使い制作した。
大海原を群遊するイルカ達を船上から感動して観ながら創作していた。しかし昨年、バハマの海に潜り、海中でのイルカ達の動きが驚きの様相でありました。母と子の姿に出合い、母が子を思う心はすべて万物共通のものであることを知りました。その数々の姿の中の1ページを形体として表現しました。
大海原に遊泳する、大群のイルカの姿に常に感動を感じます。<br />
NHKの「旅のチカラ」の番組の為、まったく手つかずの自然のイルカと一緒に泳ぐことにチャレンジしました。<br />
この事が自分にどの様に変化するか? 今自分に問いかけています。

   

 
 

宮田亮平

NAMIKI TSUNENOBU

日展理事、現代工芸美術家協会常務理事、東京藝術大学学長
 
1945年
1972年
1981年
1997年
2001年
2005年
2007年
2009年
2012年
新潟県生まれ
東京藝術大学大学院鍛金専攻を修了
第13回改組日展で特選となる(同97年)
東京藝術大学教授となる
日展会員となる
東京藝術大学学長となる
第46回日本現代工芸美術展で内閣総理大臣賞受賞
第41回改組日展で内閣総理大臣賞受賞
日本藝術院賞受賞
文科省文化審議会会長となる
 
HP:Metal Works MIYATA Ryohei Official Website

 
     

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