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並木 望 「漂泊」「中世の街=チェスキークロムロフ」
第49回たぶろう展(国立新美術館)「漂泊」130.3×193.9cm 2014年
激しく揺れる大地、目に飛び込んでくる衝撃の映像。2011年3月11日の事は今でも脳裏に焼き付いて離れない。
画家として向き合うことは描くことしかないと、漸く描いたのが2013年に鎮魂の思いを込めて描いた「宙(そら)」と、2014年に描いた津波に流され救いを求める魂魄をクラゲに託したこの「漂泊」である。
並木 望
NAMIKI NOZOMU
たぶろう美術会会長
1950年神奈川県生まれ、父は洋画家・たぶろう美術協会初代会長並木治予視。
武蔵野美術大学美術学科(日本画専攻)で麻田鷹司の指導を受け73年に卒業、76年たぶろう展に初入選、たぶろう美術協会賞受賞。
その後もたぶろう展や個展を中心に制作発表を続け、たぶろう展で文部大臣奨励賞・内閣総理大臣賞などを受賞、たぶろう美術会(たぶろう美術協会を改称)の要職を歴任、たぶろう美術会理事長となる。
HP:
並木 望 日本画の世界
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