日本画

     
   

激しく揺れる大地、目に飛び込んでくる衝撃の映像。2011年3月11日の事は今でも脳裏に焼き付いて離れない。<br />
画家として向き合うことは描くことしかないと、漸く描いたのが2013年に鎮魂の思いを込めて描いた「宙(そら)」と、2014年に描いた津波に流され救いを求める魂魄をクラゲに託したこの「漂泊」である。


2011年夏、中欧巡りの旅をした。チェコ郊外の小さな町 世界一美しい町と言われるチェスキークロムロフを訪れた。<br />
中世のヨーロッパの庶民の暮らしを彷彿させる質素であるが美しい街並に目を奪われた。<br />
オレンジ色の屋根が続く美しい街並に民族の伝統、文化を大切にする意識の高さに強く感心した。

   

 
 

並木 望

NAMIKI NOZOMU

たぶろう美術会会長
 
1950年神奈川県生まれ、父は洋画家・たぶろう美術協会初代会長並木治予視。
武蔵野美術大学美術学科(日本画専攻)で麻田鷹司の指導を受け73年に卒業、76年たぶろう展に初入選、たぶろう美術協会賞受賞。
その後もたぶろう展や個展を中心に制作発表を続け、たぶろう展で文部大臣奨励賞・内閣総理大臣賞などを受賞、たぶろう美術会(たぶろう美術協会を改称)の要職を歴任、たぶろう美術会理事長となる。
 
HP:並木 望 日本画の世界

 
     

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