洋画

     
   
風のゆくえ(心のゆくえ)。<br />
空気にも色や形があり、その時の心の動きによってそれは変わり、でき上がった絵はその人の人生を映していると感じて作品を創ってきました。風のゆくえ(心のゆくえ)、心の動き(物の哀れ)を表わしたい。私が風になぞらえて女性を描くのは、人生の、とりわけ女性への祈りの応援歌なのです。
不穏で不安な世の中を払拭して、暖かな気持ちで周りの人々に感謝しながら、自ら住み良い環境をつくりあげたい。風(心)に問いかけながら……。
風雪に堪えながら人も木のようにその時々で姿を変える。<br />
どっしりと根を下ろした時からその地に生きる。<br />
様々なものを吸収して、しかし心は白く在りたいものです。<br />
ふるさとを追われた人々の安住の地はどこなのでしょう。<br />
鳥になって大空へはばたきたい、そんな想いを明日への希望を託して…。

   

 
 

齋藤淳子

SAITO ATSUKO

水彩連盟会員、神奈川水彩会員
 
1943年
1995年
2003年
2005年
2006年
   

東京生まれ
第2回水彩展OHARA奨励賞受賞
神奈川水彩展会員賞三橋兄弟治賞受賞
水彩連盟会員となる
2005年度公募団体新会員選抜展出品
モントリオール国際芸術祭サンローラン美の調和賞受賞

 
     

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