工芸

     
   

   

坂田甚内展(高島屋日本橋店)「黒陶窯変深甚紋箔押氷割大鉢 太陽へのオマージュ」
32.2×32.5×31.8cm 撮影 林スタジオ

日本の縄文土器は造形感覚・文様とも、どれをとっても多種多様な造形美を生みだす。地球上にあまたある土器の中でも独特な感性は、大いなる神々と共生していたことが伺える。縄文土器の有つ瑞々しい肌を保ちながら、現代の生活空間に活かせる器ができないものかと思案を重ね、辿り着いたのが高温炭化焼成による黒陶である。

 
 
 

坂田甚内

SAKATA JINNAI

 
1943年東京都生まれ。
64年加守田章二に師事。66年益子上大羽に独立、築窯。71年赤坂グリーン・ギャラリーで初個展、以後西武・高島屋他で個展多数開催。94年桜社工房を作り制作の拠点とする。海外展・企画展にも多数出品、陶磁器、ガラスでの制作多数。出雲大社・伊勢神宮・高千穂神社・延暦寺・大英博物館他作品収蔵。現在、無所属。
 

 
     

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