洋画

     
   

この作品を描く理由となったのは、イタリアへ取材旅行に出かけフィレンェツェなどを見、またミケランジェロなどいろいろな美術に触れ、あまりの素晴らしさに、この建物(ミラノ座)をバックに、今まで考えていた西洋の文化と東洋の文化の融合を描けないかと思ったことである。しばらく悩み、人間(西洋)と人間(東洋)のどこが違うのか、同じ人間なのに、と考えるうちに、宗教が違うと思った。日本の場合は単一民族であるが、民族が違えば、イスラム、キリスト、そして仏教など宗教も違う。ではどうして戦うのか、平和を愛せないのか、宗教は宗教としてお互いに分かり合えないのか、それがだめなら、せめて生まれた土地、生活、生き方を互いに尊重出来ないものか、と思った。<br />
そこで私は、西洋のオペラを私なりに「人間の尊厳」としてとらえ、歌により訴え「武器を持たない心の訴え」を世界の人々が奏でるようにならないかなと思い描いた。

現代から良き新しい時代を覗いてみれば、何がどう違うか、見えたのは、勤勉な日本人と心豊かな未来志向・夢・希望に満ち、諸外国の圧力に屈しない神力を持ち国土建設を行う。

   

 
 

佐々木義文

SASAKI YOSHIFUMI

日本美術家連盟会員、港北美術区民会会長
 
1947年岩手県生まれ
横浜美術協会展S氏ギターリスト(篠崎)賞、群炎展奨励賞。国際平和芸術大賞、世界芸術交流功績賞、中国・西湖芸術博覧会地球塊宝賞、ルーブル黄金の翼芸術大賞他多数。ユネスコ認定国際美術連盟モナコ公国委員会名誉会員。個展・外遊多数。

 
     

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