日本画

     
   

鹿児島の離島・徳之島に年に3回「全島一・闘牛大会」が開かれる。闘牛として育てられた1トン級の牛のぶつかりの迫力に観客は酔い痺れる。太鼓や口笛を鳴り響かせ、島独特の掛け声「ワイドワイド」で気勢をあげる。<br />
いつもは優しい目も、闘う必死の眼球となり、鼻の穴からは荒々しい息遣いが感じられるよう構図にまとめた。


大分県・耶馬溪の青の洞門にまつわる伝説をもとに取材。現地に足を運んでしっかりと当時をイメージする。菊池寛の「恩讐の彼方に」で掘削の状況を深める。<br />
300mを越える掘削に21年かかり、その半分を1人で彫り続けたと言う。まさしく禅海僧の執念だと思う。

   

 
 

芝 龍郎

SHIBA RYURO

日本・中国水墨交流協会副会長、全国水墨画美術協会理事、鹿児島墨龍会会長
 
1939年
1961年
 
2002年
2004年
2008年
 
2009年
2011年
台湾生まれ
多摩美術大学美術学部絵画科(日本画専攻)卒業
森田曠平・石原紫山に師事
日本中国水墨画合同展中国大使館賞受賞
全日中展参議院議長賞
全日本水墨画秀作展準大賞
水墨画道40年・古稀記念の芝龍郎水墨画作品展を開催
全日本水墨画秀作展環境大臣賞などを受賞
全日本水墨画秀作展文部科学大臣賞受賞

 
     

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