洋画

     
   

画室にうかぶ鬼。心に潜む自己の負なる姿なのか。戒めを解こうとする創造と破壊の葛藤を現したものか。作品から「迷い」を感じられたら、それが私の狙いであるとも言えるかもしれない。


「作者は自分の好きなモノを画面いっぱいに描いた」と評して頂いた。<br />
然し、改めて眺めていると、「これは自分だ」と感じるようになった。武骨なエネルギー、不安定を伴なった明日への飛翔、過去への憧景と融通無碍だが荒漠とした大地。<br />
これは自分自身の肖像なのであったか。

   

 
 

墨川廣徳

SUMIKAWA HIRONORI

一陽会会員
 
1959年
1982年
1988年
1998年
2000年
2001年
2007年
2010年
2011年
2018年
2019年
大阪府生まれ
大阪芸術大学美術学科を卒業、佐野儀雄に師事
日仏国際親善美術展で受賞
第44回一陽展で奨励賞受賞(同2000年)
関西一陽展で読売新聞大阪本社賞受賞
一陽会会友となる
『くずは物語』(枚方市教育委員会)挿絵を手がける
第56回一陽展で一陽賞受賞
第57回一陽展で損保ジャパン美術財団奨励賞受賞、一陽会会員となる
大阪芸術大学客員教授
全日本アートサロン絵画大賞展で優秀賞受賞

 
     

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