日本画

     
   

美人画の舞妓絵シリーズを描き進める一方で、現代感覚に拘った制作をしました。

大伴家持が天平勝宝2年3月1日の暮れに、桃苑の花を眺めて作ったとされる「春の園 紅にほふ桃の花 下照る道に 出で立つ娘子」に着想を得た作品です。

浮世絵の流れを汲む深水門下の美人画家に師事して、初めて描いた美人画です。日本の伝統文化継承者である京都の舞妓さんを、シリーズで描く切っ掛けともなった、記念の作品です。

13時に約束をし、京都の舞妓さんを訪ねました。奥座敷に通されお茶を戴いていると、舞妓さんが登場して丁寧なご挨拶。初々しく、モデルも初めてということでした。その時の感動のデッサンを、油彩で表現しました。

   

 
 

高木泉寿

TAKAGI SENJU

日本美術家連盟会員、明治美術学会正会員、国際浮世絵学会会員、
テイラー財団永久会員
 
 
 
女子美術短期大学・武蔵野美術大学卒業
放送大学大学院文化科学研究科修了
 
HP:高木泉寿 SENJU JAPAN

 
     

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