日本画

     
   

第28回日本水墨院展に出品した作品で、笠間市稲田の西念寺の銀杏の大木である。<br />
親鸞聖人が越後よりこの地に着いた時に植えられた樹齢800年の「お葉付銀杏」で、県の天然記念物となっている珍種である。古木ながら活動は旺盛であり、西念寺の中心に大きく枝葉を振って、まさしく西念寺の霊木に相応しい。


平成23年2月2〜3日に友人に誘われ急遽でかけた。<br />
今市の長久温泉から秘湯「加仁湯」までは、直通バスで大雪の奥鬼怒温泉郷を目指した。女夫渕温泉までは、定期刊行バスで行けるが、その先は、温泉の車両しか通行できず、スーパー林道は、すっぽりと深い雪に覆われ幻想的である。<br />
鬼怒川の源流にある加仁湯は、一軒宿で五本の源流があり、深い雪に埋もれ、大きな露天風呂は、自然の巨岩に覆われた乳白色で日本一の美人の湯をうたい文句にしている。

   

 
 

飛田硯水

TOBITA KENSUI

日本水墨院副理事長、東邦展副理事長

 
1939年茨城県笠間市生まれ。
日本水墨院展で内閣総理大臣賞、文部大臣賞、東京都知事賞、毎日新聞社賞ほか多数受賞。個展11回。著作に『飛田硯水水墨画作品集』『飛田硯水水墨画作品集I』『歌集・墨滴春秋II』『歌集・墨滴春秋III』『水墨画奉納絵はがきセット』などがある。笠間市9点、笠間稲荷神社56点などを含め、笠間市周辺の社寺に合わせて115点の水墨作品を収蔵。水墨画教室主催。

 
     

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